小説『トラペジウム』高山一実 著を読んだ感想・書評|これは現役トップアイドルによる自己プロデュースの教科書だ!

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トラペジウム

乃木坂46に所属する現役アイドル・高山一実小説『トラペジウム』は「最前線で活躍する現役アイドルが示す自己プロデュースの教科書」。

現役アイドルのデビュー作品として注目を浴び2018年末にはAmazonやリアル書店でも在庫がなくなるほどの売れ行きを見せている注目作を読んだ感想や装丁・表紙&裏表紙のイラストについても書いています。


タイトル:トラペジウム
著者:高山一実
出版社:KADOKAWA
発売日:2018年11月
ISBN:9784344034082

著者プロフィール|高山一実(たかやま・かずみ)

1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第一期メンバーオーディションに合格。2016年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。同年9月、ファースト写真集『高山一実写真集 恋かもしれない』(学研プラス)を刊行。本書が小説デビュー作となる。

小説『トラペジウム』=表紙の紙が無くなってしまうほどの売れ行き!

トラペジウム

在庫が豊富にありそうなAmazonでも品切れになる程の人気となった高山一実の処女作『トラペジウム』。

出版社・営業担当者が「本当はもっと刷りたいが、年内の生産力ではこれが限界」と語るほど飛ぶように売れ、昨年末には表紙に使われている紙の在庫がなくなってしまうほどだったそうです。

表紙、裏表紙の印象的なイラストはイラストレーターの「たえ」が手がけたもので書店で平積みされていると独特の存在感を放っています。

小説『トラペジウム』=しっかりとしたエンターテイメント作品として楽しめる作品

『トラペジウム』は雑誌『ダ・ヴィンチ』で2016年5月号〜2018年9月号まで連載された作品。

タイトル「トラペジウム」の意味は大辞林によると「トラペジウム〖Trapezium〗〔不等辺四辺形の意〕 オリオン星座のオリオン大星雲の中にある四重星。四つの星はいずれも高温度星で、この光で大星雲は輝いている。」。

小説に登場する4人の女の子にちなんで、つけられたタイトルだと思われます。

『トラペジウム』は単行本化にあたり大幅な加筆修正が行われたようです。

連載当時に文章は残念ながら読むことができていませんが、『トラペジウム』が映画化もできそうなエンターテイメント作品として仕上がっている理由は、この加筆修正の効果なかもしれません。

起承転結、しっかりと構成された物語により読みづらいということもなく、あっという間に読み終えることができます。

示唆を与えてくれる部分もありますが、純粋にストーリーを楽しむ娯楽小説、ライトノベル的楽しみ方ができる作品に仕上がっています。

トラペジウム

小説『トラペジウム』=現役トップアイドルによる自己プロデュース力の教科書だ!

冒頭でも述べたように小説『トラペジウム』=「現役トップアイドルによる自己プロデュースの教科書」的な要素があると思います。

小説から、公の目に晒されることによる生活の変化アイドルの苦悩、アイドルになる覚悟やアイドルとして活躍するための自己プロデュース・ブランデイング力が読み取れます。

さらに夢を実現するためには戦略的で中長期的な視野を持ったプランニングの重要性が示されています。

例えば、作中で夢が実現しアイドルになった後のためにSNSをやらないなど将来の炎上を防ぐ危機管理対策などが登場。

アイドルになる=夢を実現するためには自己プロデュース・ブランディング、公の目に晒される覚悟が必要不可欠なのかも?

現役アイドルがどんな作品を書いたのか気になった方は注文してみてはいかがでしょうか?

『トラペジウム』は電子書籍版が発売されていません(2019年1月現在)。美しい装丁の書籍なので、Kindleなど電子書籍派の方も紙の本をたまには読んでみるのも新鮮味があって良いと思いませんか?

トラペジウム


高山一実が所属する乃木坂46の齋藤飛鳥、元乃木坂46の西野七瀬、姉妹グループで欅坂46の長濱ねるの読書感想文が『ダ・ヴィンチ ニュース』で公開されているのでそちらも合わせて読んでみてはいかがでしょうか?

▶︎乃木坂46・齋藤飛鳥の『トラペジウム』読書感想文|ダ・ヴィンチ ニュース

▶︎乃木坂46・西野七瀬の『トラペジウム』読書感想文|ダ・ヴィンチ ニュース

▶︎欅坂46・長濱ねるの『トラペジウム』読書感想文|ダ・ヴィンチ ニュース

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